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母乳が少ない更にミルク拒否!頻回授乳どうすれば

当サイトのまだまだ少ない検索表示数の中でも、頻回授乳というキーワードが多いようです。きっと今もそれで頑張っている、苦しんだり悩んだりしている方が多いと思います。

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頻回授乳とは

頻回授乳とは、3時間以内の間隔で日に8回以上授乳することを言います。

新生児期から始まり、3ヶ月で落ち着くことが目安とされます。

自然にそうなることも頻回授乳と言いますし、母乳量を増やすために意識して頻回授乳を実施することもあります。私は母乳量が少なく、離乳食が始まるまでずっと頻回授乳かつ長時間授乳でした。

3時間間隔でも休みは1時間?

3時間間隔というと3時間休めそうですが、授乳の始まりから始まりのカウントなので1時間飲み続けたら残りが2時間、ゲップを出させないと窒息の危険性があるのでゲップ15分、2時間もありません。

下記は、生後1カ月弱の頃の授乳記録メモです。

8/27
1:50 r
2:30 l
3:00 r
r
6:00 80
8:30 l
11:30 80
来客
13:30 l
14:00 r
15:00 l
17:00 l
18:00 r
19:45 l
20:30 80
21:30 l
23:00 

数字はミルク量で、lとrは左のおっぱいか右のおっぱいかです。

頻回授乳の母乳増量効果は、主に吸われた乳房に影響します。

上記の私の例は極端なケースだと思います。1日20回を超えることもありました。3時から朝までの3、4時間が、落ち着いて眠れるゴールデンタイムでした。それ以外の時間はご覧の通りおっぱいです。

私の長時間頻回授乳

なぜこのメモのようになったかと言うと、母乳量が少なかったからです。

母乳の悩みは、産後3日目から始まりました。

逆子が治らず予定帝王切開で娘を産みました。

手術から一晩過ぎるまで、起き上がってはいけません。

管も3本付いています。

起き上がれもせず、管で動きを取りづらい中、運ばれて来た娘を見て興奮していました。

試しに、夫に手伝ってもらいおっぱいを口に付けてみましたが、産まれたての娘はなんとなくもごもごと口を付けるだけで、眠い様子でした。

初めての手術、起き上がれない自分、産まれたての赤ちゃんを一人で診るには心もとなく、初めての晩は新生児室に預けました。

良く寝たのはその晩が最後です。翌日からは、私の検査、子のお世話指導、お世話表への記入、手術後のリハビリ、子の検査、面会、母乳を増やすハーブ茶、慌ただしく過ぎます。

起き上がれるようになった私は、ベッドの上で晴れて子を抱きます。

予定表の「授乳指導」の時間になると指導しに来ます。

抱き方、咥えさせ方。

咥えてムグムグと口を動かす娘は、「うまいねー」と褒められました。

私はそれで安心しました。娘はよく眠り、新生児は3時間おきに起きて授乳を—という話とは少し違い、4時間、5時間眠りました。そして起きたらおっぱいを咥えさせ、ムグムグと口を動かすのが嬉しくて数えていました。

まだ管も付き、術後でろくに歩けませんでしたが、初めて赤ちゃんと過ごす母子同室の夜がやってきました。

始まった授乳指導の本番

生後2日目、授乳指導の時間が来て、お世話表を見せると、怒られました。

「4時間、5時間開いてますね?3時間おきにあげなきゃだめですよ」

お、怒られた。

「今の時期は、分泌が大事なんです。分泌させるために、3時間おきでも、2時間おきでも、起こしてあげた方がいい」

そうなんですね?!3時間おきに赤ちゃんが泣くからあげる、ではなくて、起こしてでも3時間以内おきにあげて分泌を促進するんですね?!

恥ずかしながら(?)私は知りませんでした。

検索魔の私ですが、「調べてイメージ膨らませていたのに母乳が出なかった場合悲しいから」検索していませんでしたので、当たり前です。

でも、奥が深い科学的な母乳、両親教室の時「母乳はこんなにいいですよ!」の促進ビデオをあんなに長々とやらなくていいので、「母乳を希望するならこう〜」という講義をして欲しかったです。

良く寝る子だったので、私の体力も大丈夫そうだ、と思っていたのにそうは問屋が卸さない。

起こしてでもあげなくてはいけなかったのです。

※説や助産師さんによると思います。

その夜から、はりきって頻回授乳を始めました。

すると、娘は前の晩より力強く吸い続け、吸い終わると顔がすっかり浮腫んでしまうほどでした。

更には、吸う力が強いのか、角度が合わないのか、どんどん痛みが強くなり始めたのです。

吸われる痛みか張る痛みかわからない

睡眠時間は減って行く中、左を吸わせると特に痛く、涙が滲むほどでした。

なんとなく、母乳の量が少ないから痛い気がしました。

「授乳室に行ってはどうですか」

そう言われ、心の奥底では嫌なのですが、なんでもやっていくママでありたい上のほうの私が「はい(^_^)」と言います。

「人と比較なんてするな」と言う言葉がありますが、授乳室は人と比較するための場所です。

おっぱいがビューと漏れる人が居て、自分は量が少ないんだなと知る。また、おっぱいを上手く咥えたり吸ったりしない子のママが悲しそうにしている。

娘は小さめに産まれ、大きくなって欲しいのに、体重測定では減るばかり。実際新生児は7日ほど体重が減っていくものなのですが焦ります。

そして毎回の痛い授乳、授乳指導のマッサージも痛い、痛みの中で良くわからなかったのですが、胸が石のように固く熱をもって痛い。

痛いので冷やし、「母乳を増やすティー」ではなく「母乳をスムーズに出すティー」を、夫に買って来るようメモを送ります。

助産師さんによると、母乳量を考えると冷やさない方がいいのかも…とのこと。ですが痛い。冷やしました。

ミルクあげたい

生後3日目には、ミルクを持ってきてもらい、あげました。量の不安な母乳より、ミルクを飲ませたかった。

母乳指導で、授乳前授乳後の体重を計る母乳量のチェックが始まりました。

頑張って飲んでいる…とおもいきや、15や20ml、とても少ない。

少ないし、痛すぎる。入院期間10日、どんどん母乳育児の自信が無くなっていきました。

痛い!顔の向きを変えてみて

左は痛すぎるので右ばかりであげていると、左の授乳量が…と、助産師さんに心配されました。そのうちに右も痛くなりました。助産師さんに「横抱き」以外のあげ方を教わりました。「横抱き」であげていると痛いことに気付き、縦に近いかたちであげると、だいぶ痛みが和らぐことに気付きました。

最終の晩には、授乳指導の助産師さん達を安心させたくて、授乳室の体重計で毎回計りながら授乳をさせました。痛くて痛くてフラフラでした。

退院の日は、完全母乳?混合?というようなことを聞かれました。混合ということにしました。でも、母乳教室を勧められて、10日後に行くことになりました。

退院し夫の実家でのお世話になり、母乳教室に行きました。授乳室のようなものを想像して身構えていましたが、診察室のよう部屋で助産師さんと静かに、前後の体重測定を行うだけでした。その時40ml出、無事に合格というような形になりました。

本当は、合格もなにもないんですが。

それから自分のマンションでの生活が始まりました。

病院でもなく実家でもなく、他人の介入が減ったことに大変解放感を覚えました。

「誰にも何にも言われないし、痛くない方のおっぱい好きにあげるわ」

そう思い、痛くないほうのおっぱいばかりあげました。

体重計もレンタルし、前後で体重を計りがっかり、ミルクをあげる。そんな日々でした。

どうする哺乳瓶拒否

上で貼り付けたメモのように生後1ヶ月頃はミルクをあげれば大抵は飲んでいました。主に、水分の減っているお風呂上がりに夫がミルクを与えていました。

しかし、2ヶ月、3ヶ月、ミルクを飲まないことが増えたのです。

哺乳瓶乳首に対してキョトンとしたり、笑ったり。

母乳が足りていれば、それで良いのですが、相変わらず体重は下のボーダーすれすれを飛行していました。

それに、生後3ヶ月頃からは乳幼児湿疹が始まりました。

今は乳幼児湿疹だとわかるのですが、ずっと続くアトピー性皮膚炎との区別も付かず、心配な時期でした。

湿疹の不快感もあるのか、大変よく泣きました。泣きながら顔を掻き毟る姿は辛くてたまりません。

皮膚も熱っぽく、湿疹のせいなのか、熱っぽさから湿疹が悪化しているのかわかりません。でも、水分が足りないせいな気がしていました。

体重も少ないし、湿疹で熱を帯びているし、水分を摂ったほうがいい。

焦りますが、ますますミルク・哺乳瓶拒否をするようになりました。

おっぱいはおっぱいで、吸わせても「足りない!」というように泣きます。

吸い方も、出ている時の「ムグッムグッ」ではなくて、出る前の「ムクムクムク…」という高速な吸啜。やっぱり出ていないんだ…

子の泣き声に、焦りながら、お湯を温め、ミルクを計り、混ぜ、今度は、子の泣き声に、謝りながら、流水で冷やす。瓶越しの温度、全然わからない。(※液体ミルク推進お願いします!)

そしてそれは、飲まれない。

リミットは数時間。捨てます。(私が栄養補給のために飲むのですが。)(混合、良いとこ取り?!いいえ、どっちつかず!そう思いました)

飲んで。

どうすればいいの。

脱水になっちゃう。

低血糖症で影響が出たら?

痒そう。赤い。引っ掻いて血が出てる。せめて沢山飲んで、安らいで欲し。ミルク飲まないなら借り乳かな。おっぱいが出るのに吸わない赤ちゃんだって居る中で、こんなに吸ってくれるのに、ごめんね…ごめんね…

あとは、極限までおっぱいをもう与えず、ミルクを飲むしかなくする、という方法しか無いように思いました。

本当におっぱいを吸うのが好きな子なのに、自分が出ないせいで。

そんな中でも、「これの後は比較的出る、張る」と気付いたものはこちらです。

比較的出た一般的な母乳ティーと葉酸

母乳ハーブティー


「ミルクアップブレンド」を、飲んだ後と飲んでいない時とで、確かに違いがありました。

「暖かい飲み物を飲んだ効果」という説もありますが、それ以上には思いました。

葉酸サプリ

葉酸サプリで成分量が似ていても、「飲む」タイプにしていた時はあまり効果を感じませんでした。この食べるチュアブルタイプは効果を感じていました。


また、母乳を出す側の水分の補給は多ければ多いほど良いので、枕元にグリーンダカラを置いて飲んでいました。

母乳がピューと飛ぶほどにはやはりなりませんでしたが、たまに乳頭が詰まると乳頭炎になって痛く熱が出、詰まりが取れると飛ぶ事もありました。

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水分補給は月齢早くてもストローも試して

そんなこんなで、母乳の量が心配なまま子は成長し4ヶ月になりました。乳幼児湿疹が一番酷い頃で、耳切れもありました。

生後4ヶ月
今ではすっかり普通肌になりました。

離乳食には早いですが、母乳量が心配だった私は早く離乳食をあげたいと思っていました。

体温の高い子で、すぐに赤くなるし痒くなる。

水分を沢山飲んで欲しい。

哺乳瓶で麦茶をあげますがいまいちです。

ある日、赤ちゃんポカリを買ってみました。

哺乳瓶?いいえ。この子は哺乳瓶の乳首が好きではないと薄々わかりました。もちろん何種類も変えてみたのですが。

ストローをさして、咥えさせました。

すると、飲むではありませんか…

ミルク拒否、人口乳首が嫌だったの?!

ミルクも、ストローであげると飲むではありませんか。

一気に、水分不足、栄養不足の悩みが、ラクになりました…。

一番効いたのはこれでした

ストローで飲むようになり、離乳食も始まり、一気に母乳のプレッシャーが減りました。

少しずつ、自分が妊娠中から我慢していたものを解禁する中で「鉄剤」を思い出しました。

妊娠中に葉酸はとても必要で、けれど葉酸を摂りすぎると子が喘息になりやすいという報告もある。ですから基準値以上、上限未満になるよう気をつけていました。

気が付けば、鉄不足の症状が出まくっている。

でも、鉄剤の葉酸量は1.5mg。要は1500μg。

厚生省の上限の1000μgを超えている。

大丈夫かな。でも、「授乳中の栄養補助に」とも書いてある。

そして、葉酸が1500μg入った鉄剤を飲むのでした。

すると、鉄不足による心身不調が取れ、加えて乳房が少し張り、子も落ち着いて飲んでいる。

これ?!

単純に葉酸量だったー?!あと鉄不足解消したからー?!

もっと早く鉄剤飲んでおけば…?!

こうして、本当に楽しめるような授乳ライフは、離乳食が始まってからスタートしたのです。

鉄剤は医薬品ですから、厚生省の上限以上の成分が入っています。

母乳量の少なさに悩んでいる方に、一度試して欲しいと思います。

ですが飲み続ける場合は、授乳中のことですので、医師にご相談ください。

葉酸や鉄分の摂りすぎ?

妊娠中に葉酸を摂りすぎると、赤ちゃんが喘息になりやすいなどの研究結果があります。

ムズムズ?

それだけでなく、母乳ハーブティーや葉酸を摂っていた時、変な症状がありました。

これはメモなので、関連性があるかわかりません。

夜、授乳中に脚がサワサワしてとても不快でした。ムズムズ脚症候群に似た症状でした。

葉酸は、神経を活発にするので、それも関係している気がしました。加えて、授乳中は神経が敏感になるから、相乗効果?お心当たりの方がいらっしゃったらお教えください。

出産後髪が抜けるって、もしかして産後葉酸鉄分を摂るからじゃない?

そして亜鉛不足になるからでは?!

鉄を摂ると、バランスとして亜鉛が不足します。亜鉛不足の症状が出ます。

それに気付き、亜鉛を摂るようにしました。

すると、しばらくすると産前よりフッサフサに!

亜鉛は吐き気に注意して

フッサフサにしてくれた亜鉛ですが、吐き気に注意して下さい。食後の方が良いです。空腹時亜鉛を飲むとオエっとなります。

本人達だけの選択

完母か、ミルクか。

私と、娘の組み合わせでは、母乳を続けたいと思いました。

デメリットだって少なくないです。

夫は、本当に娘のお世話をもっとしたかった。私の負担を減らしたかった。でも母乳育児ではどうしても、母乳を持ってる側に偏ります。

長時間の頻回授乳で、動けない。

もっと綺麗にしたい、服を作りたい。

そういうものが、授乳時間と共に消えてゆきます。

私は、それでも、と思ったし、娘はそう思わせた。だから、授乳は私と娘の共通の趣味のように思っています。何回か卒乳しそうでしたが、2才9ヶ月の娘は、「おっぱい欲しいよ」と意思表示しているので、この趣味はまだ少し続きそうです。




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3 thoughts on “母乳が少ない更にミルク拒否!頻回授乳どうすれば

    1. ありがとうございます!!母乳量が少ない悩みは、本当に辛かったので、同じく悩んでいる方には鉄剤を一度試して欲しいです。鉄分は総国民、特に女性に不足していると言われ、生まれつき吸収力が低い人も多いので様々な不調の原因となり、私自身吸収力が低いので鉄剤を飲むようにして、かなり健康的に過ごせるようになっていますので、鉄分に関しても今後もっと書けたらと思っています。

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