受賞のご報告
ハハ…娘を保育園に通わせはじめ仕事復帰の皮切りにドカンと入れた制作案件に追われております。それで、公開するまでにまとめられず。
とはいえ、ブログ以外の活動はちょいちょい続けております。
まだ仕事に追い込まれる少し前、5月、ある「コンテスト」を見つけました。
それはこちらです。
なぜこのコンテストを見付けたかというと、その頃の私はとある理由があって「色んな小説投稿サイト」を舐め回し、勉強していたところだったのです。
『小説家になろう』、『カクヨム』、『エブリスタ』、『セルバンデス』…。いっぱいあるなああああ!!
今は異世界系が戦線最前列だね!
とはいえ、プラットフォームによって系統が違いますな。それから、エブリスタのようにお題が多い所は、誰かのようにやる気があるんだかわからない民には大層有難い。
お題が多ければ多いほどいいのかな?!!
最初は私もそう思ったんですよ。でも、実際に前にすると、やはり書きたいのは魅力的なお題なんですね
多さも良いけれど、お題一つ一つの魅力が重要なんだな
だから、『書評コンテスト#1 「京極夏彦作品」』なんていうお題が目に入ったら、ッハアハアハア、登録しちゃうんだな…。
しかもそれが、『NOVEL DAYS』…講談社直系の小説投稿サイトですよ?
なんせ、NOVEL DAYSを運営している講談社は「京極夏彦」の投稿作品を受け取って(もとい、ドカーンと送り付けられて)、出版し、そして京極夏彦のために「メフィスト賞」を創った出版社ですから。
投稿サイト探しは自分が書くためではありませんでした。しかしそんなの関係なく鳴る訳ですよ。腕が。ブルルゥゥウン!ブルルゥゥゥウン!って。
そういうことで、よだれを垂らしながら書きましたね
同じく京極夏彦好き仲間の演出家、うたがわきしみさんを呼んで連れコンしました。
ご新規様2名です。
あらぁ〜初めてね何処から来たの?
いやぁ、俺たちnoteの方からね…noteのほうではちょっと有名なんですよ?ムフフ
書いて投稿して、読んでもらったその連れコン友のうたがわきしみさんも仰るんですね。
「京極夏彦作品への愛が感じられる」と…
愛。愛か…。確かに、私が何か質量を投げる時それは愛だとは思うのですが、自覚症状としてはどちらかというと憎いです。
ではここでその書評を紹介します。
恐怖が無くならない限り現代においても人は科学を求め続ける。
そして人が求めた科学と、心の間に、無限に存在するのが——哲学だ。
どうしてその無限が、ほんの1、2センチで済むだろうか。
https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/04b1a7a0761ee430be8006b1f831bb91.html
あらぁ〜イイ言うこと言うわね!無限に存在するのが哲学!ですって!
まだまだ愛っぽい感じだな。このへんでやめておけ…
やめないww問題は後編です。
作者そっくりの京極堂、中禅寺秋彦は作者自身が実現した自分像、しかし作者が最もなりたいと望んでいるのは実のところ超人榎木津礼二郎であろう。恐らくそれが、巻を追う度に増してゆく、あのキャラクターの異質さの正体である。
そして弱気な主観視点、関口巽も作者自身である。彼だけではない。関口巽は、人間総ての中に居る。
https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/d1165eec126d59728737d2f5bfb8aaca.html
なんか決めつけてる!作者の理想像とか深層心理とかを決めつけてる!
「ゲスパー」出たよこれ
ご本人の出で立ちの格好良さがずるいくらいですから、遠慮なく「ゲスパー」能力を使わせていただけるわけですね。
次です。
私が本シリーズを始めて開いたのは、丁度そんな風に自尊心と自信の総てが取り払われ、部屋の隅で震えていた時分だった。
https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/d1165eec126d59728737d2f5bfb8aaca.html
はい卑怯。自分辛いの絡めてきた。
本当のことですけれども。
もし失敗しても痛いのは自分だけだから卑怯でもないわな
だから使わない手はないな
はいはい勝ちたかったんやな
本作品の途方も無い雑学量を目の当たりにした時、心配になった。会社経営をしながらこれだけの量を書いて出さずにいられなかった作者を思った。
大量の原稿を書かずにいられなかったその孤独に。https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/d1165eec126d59728737d2f5bfb8aaca.html
出た!上から心配!心配してる!
えええー大作家に上から心配しだしたよ
公式プロフィールでは「仕事の合間の暇つぶし」と、お書きになっていますね。もうこれ、結構憎いポイント。もう絶対嘘。絶対強がり。絶対孤独。
自分が孤独だからって好きな作家も同じに違いないっていう奴いるよね。
ここにいたああああああああ!!
そんな感じで書いて、投稿公開しました。
最初は結構上位で浮かれてたんだよね
しかし締め切りが近づくにつれ高レベル勢が追い込みをかけてきた。
もうダメかかなと思ったよね。星(お気に入り)も、希少だし!
星の数を、ビュー数で割ってみよう。
やめたげて!!希少だなああああああ!!!
希少な星くれた人ありがとおおおお(T-T)
ビュー数を星の数で割ればいいんじゃないかな
星(お気に入り)が少なくても大丈夫だった
そんなに開き直しても星は増えないぞ
うっ(T-T)
お気に入り率が高い作家は、お題作品の他にも、面白い作品を出している。
わー!お気に入り数が多い作家さんの他の作品、面白い!!!!プロかな!あばば
面白いよね。そりゃファンが多いよ。好きも多いよ…
仕方ないだろ。結果を待て。仕事しろ
はあい。ほんとに忙しくなってきたのでしばし忘れます。
一瞬で1ヶ月半経った!もう7月だ!あばば
オモシロイブンショウ?ナニソレ。ワカリマセンfalse
こいつプログラム脳になってやがる!!面白い文章を書く脳が完全に停止しとる!!
元に戻るのかな〜
ソウイエバNOVEL DAYSノコンテスト結果発表デタカナ。
おっ
結果発表来た!
if(ジュショウor!ジュショウ){ppap;}ポチ…
んあああああああ
でええええええ
星は8つだけど受賞しました
SNS社会で、どこか「星」や「ハート」の数が全てだと思うようになってたよな
絶対受けると思って書いたことが全然バズんなくて焦ったり
嬉しい。見る人は見てくれる。
頂いた言葉
嬉しい。でも疑問を残してしまいましたネ
「ルー=ガルー」が発売された当時、紀伊国屋の電子書籍用アプリを利用していて無料版を読みました。その頃、「京極夏彦がライトノベルを!」という売り出しフレーズがあったような…。それで私は「ルー=ガルー」を指して「ライトノベル」と書評中で表現しました。でも公式のカテゴリはSFですね。「ライトノベル」について残してしまった疑問はこのことかもしれません。
…他には?
「アニメ化」の部分についてですね。私が観た「魍魎の匣」は、製作がマッドハウスで、ナイトメアが主題歌で、豪華…。私本来は、「好きな原作漫画のアニメ観れない民」なんですよ。頭で声とか演技とか演出とか完璧に作ってしまうので…。原作が好きで、受け入れられるアニメ化って本当に少ない。「魍魎の匣」は数少ない、受け入れられたアニメ化の一つですね。流石マッドハウス。それもあるけど、やっぱり小説そのものの描写の力だよなって。あそこまで描写が精緻なら、誰も彼もの脳に構成する世界の違和が限りなく少なくなって行く。相似して行く。それってすごいことだなって…。
あああああああ
語り始めたな。「書評」のコンテストなのにこの人、事前の情報精査あんまりしてないんだよ、だから何かまたミスってるんだろう。
書評なのにだめじゃん!
もう、書きたい気持ちばかりが前に前に出て、正確な情報精査が足りませんでした。すみません、京極夏彦さん、皆様…
ナイトメアの「Lost In Blue」って、アニメ「魍魎の匣」の主題歌なのに、歌詞が「姑獲鳥の夏」ですよね…。そこが好き…。色々考えさせられる
まだアニメの話してる。ってかまた妄想で語らないでちゃんと調べなさい
ええ〜?調べてもしナイトメアのRUKAが、主題歌書くために本を読もうとしたけどむつかしくて読めなくて、劇場版も観たけどやっぱりわかんなくて、結局「魍魎の匣」にたどり着けず「姑獲鳥の夏」の最初のほうのイメージで書いてるとかすごくバカっぽい理由だったらどうするwwww
そこまでバカな理由だったらそれはそれで良いよww いい曲だから良いよwww
…
なになに、「今風の文体で、読みやすく外連味もある」
そ、そうかなあ〜?!そうかなあ〜〜?!!
…この人、書評っぽさを出したくてめっちゃ堅苦しく書いたつもりだったよね
ああああああ
ああああああ
「今風じゃなくしよう」って本人はがんばったよねこれでも
それが「今風」って書かれてるw プロには普通に見抜かれとるww
はいいいいい。色んな細かい機微感じ取って下さって、感じ取っていただいて嬉しいとこ感じ取っていただけて、恥ずかしい所まで感じ取って下さって、ありがとうございましたああああ。これがプロの技!!アッー
スマホだけで文筆家になる
ブログの趣旨に則ってきたか。もう普通に書けば
はい。
スマホだけで夢を叶えて行こう!というブログです。
子供が産まれて3年、色々叶えてきました。
- 楽曲制作(2曲)
- 動画制作
- プログラミングのプラグイン制作
子供が産まれる前の私はPCを自由に触れました。しかしできなかったことです。
「子供がいてスマホしか触れないよ〜」という状況だからこそ、むしろ完成できたことです。
「なんでもスマホでできるじゃん」と、…言い訳を無くしたのです。
そして…
- 文筆家になる
今から10ヶ月前、twitterでも自ブログでもなく、note.muというプラットフォームで新たに書き始めました。
実は、「京極夏彦書評コンテスト」に応募する少し前の5月に、noteで個人クリエイターが開催した非公式コンテストでも、賞を頂いております。
「第一回逆ギレ王決定戦」
連続受賞なのです。
この経験によって、気付いたことがあります。
それはこの3つです。
- 「場の数」
- 「場の密度」
- 「視線の酸素濃度」
noteに居ると、才能に触れる。すごい才能ばかりです。
そして、もっと評価されて欲しい人ばかりです。NOVEL DAYSなどの小説投稿サイトもそう。世の中は才能は溢れています。
作品を書いている人が、もっと評価されたら良いのにといつも思っています。
「場の数」本当に発表の場がそこだけで良いの?
インターネットの世界は日々変わります。5年前とは別世界。
「パブー」で電子出版したかと思えば、「Amazon」でセルフ電子出版ができるようになった衝撃。更に、「NOVEL DAYS」「カクヨム」、投稿の場がどんどん広がりました。
投稿サイトの漫画化作品一覧を見ると、知っている作品ばかりです。
ではなぜ、あなたの作品が見つけてもらえないのか?
それは見える場所に居ないからです。
どんな素晴らしい作品でも、目の届くところにいなかったら見つかるのは難しい。
私も、「新しい場へ飛び出した」から、賞を戴くに至りました。
単純に物理的に、見つかるかどうかです。
それと今回、求められていた書評が「濃い愛情」「アクセル全開」、凄く私は相性が良かった。
自分と相性の良い発表の場を常に探し続けることが大切だと学びました。
「場の密度」どこへ行けば良いのか
過去、私はAmazonに電子書籍の実用書をセルフで出しました。
セルフ電子出版だけではなく、それを希望する人たちのお手伝いをしてきました。
Amazonの棚に自分の作品が並ぶのは嬉しい。
だけどそこからが苦しい戦いです。
Amazonは棚、読み手は確かにうろうろしている。だけどとてつもなく広大です。読み手が散らばっている。読み手としても、リアクションをしにくい。書き手と読み手がが遠い。
読み手の人口密度がとても低いのです。
人口密度が低い場に作品を置いておくと、作品は酸欠を起こします。
作品にとって、目の数が酸素の量。
目に触れなければ、作品は息をしません。
だから、手違いで消滅させた、20年くらいやっていた自ブログを再建するよりも先にnoteのような人が集まるプラットフォームを探した。
結果、想像以上に大正解でした。
今書きたいことを書くだけでなく、
過去に書いた文とか
過去に描いた絵とか
場で繋がりを作りながら載せると、
見てもらえて、息を吹き返すではないですか。
「見られること」の大切さ。
ただ見られるだけでなく、次の「視線の酸素濃度」が重要でした。
「視線の酸素濃度」星もハートも数じゃない
Twitterに慣れているとイイネ10は全体からみたら少ないと思うし、バズるには何万イイネが必要だと思うようになっていました。
しかしnoteでは、30イイネが貰えたら軽くバズったほうです。
一人一人のイイネの重さが違う。
書きたい人のサイトだけあって、読むことにも丁寧です。
思いをイイネに篭めてくれる。
書き手というのは、ライバルである。だけれど、すごく濃い酸素をこちらの作品に吹きかけてくれる供給源になってくれるんですね。
好きなクリエイターさんからちょっとでも声をかけられたら酸素が隅々まで行きわたって、もっと書きたくなります。作品が生まれる力になる。
そして、出版に力を入れている投稿サイトなら、凄い濃度の目で見てくれるでしょう。
私の時がそうだったように、星の数じゃなかった。
星の数は色々な要素に左右されるけど、重要なのは数じゃない。
見る人は見てくれる。
今回、受賞にあたって講談社の方から本当に心のこもった熱いコメントをメールでも頂きました。
星の数じゃあない。
星の一つ一つは、一人一人の人間なんだから。
たった一つの星でも、それは命だ。
そのことを思い出したのって、いつぶりかな。SNSを始める前、十何年も前にはそう思えていた。
私は良い作品に出会うと、酸素が濃くて、人が濃い、人混みに投じてやりたくなります。
今回は私自身がやってみました。
才能が無い人は居ないと思います。
ただパズルみたいに、そこじゃなかったり、今じゃなかったりするだけ。
それなら合う場所を探せばいいです。
少しの視線の反応の薄さ、作品の酸素濃度が下がって苦しくなって、才能が無いだとか足りないだとか言って引っ込めてしまうと、人類が悲しみます。
いつでも、どこでも、何度でも、蘇らせて欲しいです。
そんなの怖がることじゃない。人生は短いから。
そんなの恐れることじゃない。人生は長いから。
褒められることの難しさ
私は普段から才能のある人を見つけては、宝物を見つけたように褒めて騒ぐのが好きです。
それでちょっと引かれることもあるのですが、今回は自分がドン引きしました。
審査員の方、講談社の方のコメントを頂き、脳に衝撃を感じましたw
洞察力と感受性の強い方によるお褒めというのはカウンターパンチに似ている。
嬉しいよりも先に、細かい所を汲んで下さっているのがわかり、衝撃が脳に来ましたね。鼻血がでちゃう。
自分が気軽によくやることだけど、やられるほうの身になりました。(失礼な言い草w)
出版に向けて編集者担当者とのやりとりをする方はこんなもんじゃないでしょうから、つくづく大変だなあーと思いました。最近は、編集担当者さんとのやりとりを描いた漫画やノンフィクション小説もよく目にしますね。
そんな出版の世界が、とっても身近に感じられるようになった現代は、幸福です。
NOVEL DAYSに限らず、間口が広く開かれている。
プロアマ問わず同じ土俵に上がることができる。
書いたり、批判されることだけじゃなくて、ちゃんと褒められることにも慣れることも大事です。笑い事じゃなく。
#脳内麻薬 が沢山出ますから。
うん、私、褒めるのは得意なんですが、褒められるの苦手なんですw
ここ2ヶ月の連続受賞で、一皮剥けたかな。
自分の力が発揮できる文章もわかってきました。
投稿サイトについて、レベルアップについて、まだまだ書きたいことがあるので別に書いて行きたいと思います。
書きたいことが溜まっております。
パンクしないうちに書いたり、出したりしたいものです。
このたびは、NOVEL DAYSの運営の方、講談社の方、審査員の方、京極夏彦さん、一緒に連れコンしてくれたうたがわきしみさん、このコンテスト参加の前に個人で面白いコンテストを開催してエンジンに着火してくれた美魔女評論家のSHANIKAMA君、本当にどうもありがとうございました。
私に恩を売ったらこの先一生誉め殺しの責め苦に遇います。
京極夏彦作品書評コンテスト#1 Presented by